指導員つれづれ

☆第12話「新年を迎えて」☆


さぁ!2007年の幕開けです!

今年も、子ども達に寄り添いながら、しっかり歩んでまいりたいと考えています。

昨年末、何人かの中学生と話す機会がありました。

思春期真っ只中の彼らは、それぞれに葛藤しながら、時にはもがきながら、着実に歩みを進めている様子が窺え、エールを送りました。

しかし、とても気になる事がありました。

それは彼らから、「今、○○に夢中やねん」「○○をがんばってんねん」という言葉が聞かれず、逆に「しんどい」「面倒くさい」という台詞がたくさん聞かれ、何か諦めたように感じられた事でした。

思春期特有の、だるそうな感じや、クールぶる仕草、単純な照れ隠しなどを割り引いたとしても、その姿には、少しショックを受けてしまいました。

こちらがそう思ってしまったからか、心なしか、瞳にも輝きがないようにすら見えてしまうのです。

「夢中になれるものを探し続けているのが思春期なのです・・・」とは、ある講演で聞いた先生のお話。

でも、大人からすれば、「元気がない」のはイコール「病気」なわけですから心配も募ります。

または、我が子の覇気ない姿に、苛立ちを覚える事もあるのではないでしょうか。

こういう時は、大人の技量や器を試されている気にもなります。

必ず乗り越えることができるとわかっていても、心配し、気を揉み、ジリジリしながら見守り続け、信じ続けることが肝心なのです。

そして、日々思春期を迎える前段階の小学生と向き合う私達指導員は、子ども達の「探す事を早々に諦めない心」を育てていかなければと思いました。

「諦める」の語源は、「明らかに極める」こと。

つまり、探求し続けてこそ許される境地ではないかと考えます。

探し続けて、探し続けて・・・大変な作業ですが、それを継続する力を、いや、せめてそのための基礎体力をつけていく事ができないだろうか・・・。

私達も、「探求し続ける」ことが求められる1年になりそうな予感♪がしています。 by さるせん

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