指導員つれづれ

☆第15話「思い出のアルバム」☆


わらべ学童の卒業式である「卒所式」まで、あと半月あまり。

指導員は、卒業生に贈る「卒所アルバム」作りに余念がありません。

まだまだ幼児に近い1年生から、少し大人に近付く6年生の現在に到るまで、内面も外見も大きく成長してきた子ども達です。

膨大な数の写真の中から、その子の写真を選びアルバムに貼って、4名の指導員がそれぞれコメントをつけていきます。

「うわぁ!この子かわいい〜♪」「どれどれ・・・ほんまやぁ♪こんな表情しとったなぁ」「この時、こんな事あったよなぁ・・・」「ありましたよね〜」なんて、大変な作業なのですが、手が止まってしまうともしょっちゅう。(笑)

16回目を迎える卒所式、毎年こうやって6年生を送り出してきました。

卒所アルバム作りは、大切な思い出作りの一つなのです。

また、私達指導員が、その子達の成長に関わってきた証拠でもあるのかなぁ・・・なんて思います。

ちょっと嬉しくて寂しい気持ちになりながら、作業を進めていくと、子ども達の表情の豊さに驚かされます。

真剣に取り組んでいる表情、一生懸命声を出している瞬間、涙を目に浮かべたり、悔しがっていたり、考え込んでいたり、悩んでいたり。

そして、なにより多い、様々な笑顔、笑顔、笑顔・・・。

とてもいい表情を浮かべる子ども達の6年間が、有意義であったこと、「わらべでしかできない経験」が積めたこと、多くの仲間ができたこと。

指導員の自己満足なのでしょうが、しっかりとその足取りを確認しながら、「これからも、つながっていこうな!」そんな思いを込めながら、「これからもしっかり歩いて行けよ」と、エールを送りながら、指導員の作業は続きます。

そんな感傷に浸る間もなく、現実は、次の1年生がすぐにやって来ようとしているのですが・・・。(笑)

新しい1年生も、きっときっと、6年後には立派に成長した姿を見せてくれる事を信じて。

桜の開花予想と共に、いよいよ慌しくなる指導員です。。(笑) by さるせん

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