指導員つれづれ

☆第19話「ごめんなさいが言えますか?」☆


ある土曜日の事です。

自転車に乗って、わらべに向かっていたところ、かなりのスピードで右折してきた自転車とガッシャーン!!っとぶつかりました。

突然の事に、もちろん転倒しましたが、問題はその後です。

さ「前見て乗ってよ、危ないやんか」

男「やかましいんじゃ!オマエやろが!」

さ「おかしいがな、こっちは直進しとるだけやないか」

男「なにがじゃ!どこ走っとんじゃ!もうええわ!」

さ「……」

「もうええわ!って… (・o・)」、もう目が点です。

「痛ぇ〜…」わらべに戻って、すりむいたひざにバンソウコウをはっていると、子ども達が「どうしたん?」と集まってきました。

ちょうど学童に行く途中で、言い合っているのを見た姉妹は「ぶつかった!って思ったら、そこにさるせんが居てびっくりやった」と話していました。(よかったぁ〜言い合いだけにしといて…汗)

その話を聞いて、3年生の女の子が「逆ギレやん!」と言いました。

「ほんまやなぁ…逆ギレやぁ」

それを聞いたくろせんが「自分が悪いとわかっているときほど、ごめんなさいが言えない大人がおるんよなぁ…」と言ったのを聞いて、ハッとしました。

ほんまや…俺もそうやわ。(かなりショック)

今回は、自分が言わば「被害者」なので、「ちょっと勘弁してよ〜」という気持ちになっていますが、時には、「逆ギレ」してしまうこともあるよなぁ。

特に、子ども達から、間違いを指摘されたりすると、一応形では謝りながらも、「でもな、そんなん言うけどな…」と言い訳してみたり、「そんなんしゃ〜ないやんか…」と開き直ったりするなぁ…と思ったのです。

口だけでなく、「100%悪かった!」ことを認め、心から「ごめんなさい」「すみませんでした」と謝罪するのは、大人でも、とても勇気がいることです。

ですから、子ども達はなおさらで、中には、どう見ても…という間違いを認めきれず、いかに自分の正当性を主張するかに終始する子もいます。

「そんなん全然潔くない!」他人の行動なら思えるのに、それを我が身に置き換えると…ほら、難しいことに気づきましたね。(笑)

今回の事での教訓!「謝罪する勇気を持つ」こと・・・、そして、「自転車に乗るときは充分気をつける!」

身をもって知った体験だからこそ、子ども達にもしっかり伝えないとと思いました。 by さるせん

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