指導員つれづれ

☆第26話「クリスマス会あれこれ・・・」☆


年内の最後のイベントとなる、クリスマス会が終わりました。

会場には、本当にたくさんの親御さんやOB・OGさん、幼児さんやゲストの来春1年生になるお友達が集まり、ホールの後ろ方まで人でいっぱいとなりました。

そんな中で、子ども達は、遊ぶ間も惜しんで練習してきた、ショートコント、ダンス、けんだま・コマ、合奏、手品、劇を披露してくれました。

今年は少し早めに準備を始めましたが、いろいろな出し物に出たい子がさらに増え、当日までは、なんとも慌ただしい毎日でした。

そんな中、出演する演目の選び方に、今までにない変化を見つけ、驚かされました。

例年は、日常遊んでいる仲良しグループが、そのまま一緒に出演し、クリスマス会後に、くっつきあうようにして大きなグループになることがよく見られます。

しかし、今年は「自分が出たい演目」を選び、演目中心のまったく新しいグループを作り始めたのです。

特に、日常から仲良しグループで同調する傾向の強かった女の子達が、演目でバラバラになっている姿は、正直、初めて見たのではないでしょうか。

さらに良く見ると、演目の練習以外の場面では、宿題を一緒にしたり、おやつを一緒に食べたり、おしゃべりしたり、今まで通りの仲の良さなのです。

それは、わらべの子ども達が、仲の良い子の前でしか、素直に自分を出せない小グループ型の集団から、目的が同じなら誰とでもくっつき合える大集団に変わった瞬間に見えました。

演目の練習を続ける中で、男の子達にも、女の子達にも、新しい関わり合いが生まれ、働きかけが生まれていきました。

「仲良しグループの再構成」とも言うべきこの変化は、小さくないと思いました。

年齢や性別を超えて、しっかりつながることができる集団。

安心して、自分を出せる集団。

70名の大集団の中に、しっかりと一人一人の居場所があることが、証明された場面だったと思います。

サンタクロースの奥さん(トメさん88歳・・・らしい)が、プレゼントを届けてくれて、お開きとなった2時間の楽しいクリスマス会は、あっという間に・・・と言うか、指導員にとっては、バタバタと過ぎました。

記念撮影の時、子どもたちの笑顔には、やりきった達成感と、一つになれた一体感や安心感が表れていたように思います。

2007年も残りわずか、最後まで、気を抜かずに走り抜けたいと思った指導員でした。 by さるせん

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