指導員つれづれ

☆第27話「新年のごあいさつ」☆


2008年が明けました。

今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

新年・・・とは言え、私の出勤は7日からとなっており、相当久しぶりに、わらべの子ども達に会った気がしました。

ふと思い立って、登所してきた子ども一人一人に「今年もよろしくお願いします。」と、挨拶をしてみました。

久しぶりの再会に照れ、もじもじしながら「今年もよろしくぉ・・・」と、消え入りそうな声で応答する子や、ここぞとばかりに元気いっぱい「よろしくお願いしま〜す!!」と、挨拶できる子など反応は様々でした。

中には、ニッコリ微笑んだだけで通り過ぎようとし、「あっそう!じゃあ、あなたはよろしくしませんっっ!」と、大人げないカウンターパンチを食らってから、あわてて「あ!ちゃう!ちゃう!よろしくお願いしますっっ!」となる子も・・・(笑)

「挨拶くらいちゃんとせぇよ・・・」と思いつつ、「知らないんやったら教えよか」とも思いました。

そこで帰りの会の時、「あいさつ」の話をしました。

まず「なぜ、あいさつをするのでしょうか?」と聞いたのですが、子ども達の答えは・・・沈黙だけでした。

あいさつとは「相手のことを大切に思う気持ちの表れ」、それが「礼儀」というものなんだと説明した後、「しないといけないから」するのではなく、気持ちのこもった挨拶ができるように、みんなに「周りの人を大切に思う気持ち」が育つといいなと話しました。

話した後で、これは前途多難だと気付きました。

「周りの人を大切に思う」と一言でいっても、これは大変なことです。

まず、相手のことをよく知らないといけません。

知れば当然、けんかすることもあるでしょうし、「気が合う」「気が合わない」と好みだって出てくるでしょう。

ん〜まいったな・・・。

「どこまでやれるか?」・・・いやいや、「どこからやるか?」が問題です。

まずはシンプルに「せめてお世話になる人には挨拶しようよ♪」から始めてみたいと思います。

次の日、「ただいまぁ♪」と、元気のよい、そして気持ちもよいあいさつと共に、子ども達が帰ってきました。

最近、黙ってひっそりと帰ってくる子もいたからなぁ・・・。

自然に笑顔になりながら「おかえり〜♪」と応えつつ、「そうそう、まずは大人から」と思いました。 by さるせん

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