指導員つれづれ

★第60話「歩みをふりかえる」★


新1年生の就学時健康診断の日に合わせて、「わらべ学童見学会」を開催させていただきました。

事前に、「見学会の日は公園行かれへんなるけど、もし新しい1年生になる子が来たら、みんなで歓迎してくれるかな?」と話していましたが、学童の子どもたちは「今日、誰か来るかなぁ・・・」と楽しみに待っていてくれました。

もちろん、「もし、誰も来なかったら公園いけるん?」という本音もチラリ♪(笑)

学童に関心をお持ちのみなさんが親子で見学に来られると、まず「どこの学校?」と一番気になる質問をして、自分と同じ学校だとわかると、まずそこで歓声が上がります。

その次は、女の子の訪問を女の子たちが喜び、男の子の訪問を男の子たちが喜び・・・おやつに誘ったり、お手紙を書いたり、折り紙でプレゼントを作ってくれたり・・・もう、大サービスです!

はじめは表情が硬かった年長さんも、親御さんに簡単な説明をしている間に、「あれ?ウチの子どっか行っちゃってますね・・・」なんて事もありました。(笑)

中でも、現1年生の子たちは、急に「お姉ちゃん・お兄ちゃんになるんだ!!」と実感がわいたのでしょうか、つい先日手にしたばかりのけん玉を持って行って、まだ、たどたどしい技を披露しては、「学童来たら、こんなんできるようになるよ!」と、アピールしているではありませんか。

特に低学年の子たちの優しさが光った日、そんな彼らもついこの前まで、不安と緊張の面持ちで、学童の玄関で固まっていた新1年生だったのです。

手前味噌ではありますが、そんな自分の歩みをふりかえるかのような、年長さんに寄り添う子どもたちの姿に、素直に「すごい!!」と思えた指導員でした。

説明会や見学会の日に、「なんか自分の時のことが懐かしいですね〜」と、感慨深げだった現役の保護者のみなさんもまた、そっと歩みをふりかえっておられたのではないでしょうか。

いろんなことを乗り越えての今・・・この見学会を通じて、ふとふりかえったその歩みに、子どもたちが自分自身の変化や成長を感じることができたなら、見学に来られた方々から、私たちの方が大きなプレゼントをいただいたのかもしれません。

by.Sarusen

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